皆さん、今年のお盆はいかがお過ごしでしょうか？
お盆が終わるとあっという間に秋に突入です。
日本はまだまだ暑いとは思いますが、
秋の準備も始めていきたいですね。
さて、本日はスーツで一番大切な『生地』に関してご案内させていただきます。
実は知らなかったという方多いのではないでしょうか？
是非参考にしてみてくださいね。
【生地ができるまで】
スーツの良し悪しに大きく影響を与えるもの・・・それは生地です。
スーツの中で大きな面積をとる要素なので、
着心地、見た目、そして耐久性などすべてに影響を与えます。
ここでは生地に関してより深くご紹介致します。
ひと言で生地と言っても種類や色柄で、スーツの顔つきやスタイル、特性など、
さまざまな部分に大きな影響を与えるので、
生地の基本をしっかりと理解しておくことが大切です。
＜生地の基本をまず覚えましょう＞
■生地ができるまで
①まず羊毛を刈ります。
服地の原料として最も親しまれ用いられてきた獣毛繊維がウールです。
原料となる羊は約3,000種類いると言われていますが、
大きく分けると「メリノ種」、「クロスブレッド種」、「その他」になります。
特に服地では「メリノ種」が多く使われます。
②糸の準備
羊毛を撚って作った糸を織り上げられる生地の色に染めあげます。
その後、単糸2本を撚り合わせ双糸を作り、経&緯糸に用います。
③生地を織る
織機で経糸に緯糸を打ち込んでいきます。
高級機織工場では品質を保つため、
織機のスピードを落としてテンションを少なくしています。
④洗います
自然な色合いを出すため、現在も木製洗濯機を使用する工場も。
あえて手をかけ、昔ながらの石鹸と大量の水を使うことで柔らかい手触りに。
⑤乾燥させます
洗いを掛け、組織を収縮させ強度を上げた生地を、
今度は乾燥させることで組織を整え、幅を均一化させます。
その後表面の毛羽を刈り取り、服地を安定させます。
⑥完成
高級服地ではペーパープレスと呼ばれる作業を行い、
さらに生地にツヤとコシを与えます。
最後に出来上がった反物は気温と湿度が一定に保たれた倉庫に保管され、
出荷を待つ状態となるのです。
以上【生地ができるまで】いかがでしょうか？
今後スーツ購入の際には参考にしてみてくださいね。
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